感染症(コロナなど)には気を付けてください!
感染症の多くは、感染している人のくしゃみや咳から周囲に広がっていきます。
新型コロナウイルス感染症の場合も、感染者のくしゃみや咳、会話などによって出る飛沫(水分を含む粒子)を吸い込むことで感染します。
飛沫が付いた手で口や鼻、目などに触れ、体内にウイルスが入り込んで感染することもあります。
また、非常に人が多く、換気が悪いところなど、微小飛沫の密度が高い場所でも感染する可能性があります。
ウイルス | 感染経路 | 特徴 |
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新型コロナウイルス SARS-CoV-2) |
飛沫感染、接触感染 ※その他、微小飛沫や便が感染経路となる可能性も残っている |
感染しても症状が出ないことがあり、出る場合にはインフルエンザに似ていて、より長く続く傾向がある。初期症状は発熱、倦怠感、咳など。食欲不振、頭痛、下痢がある場合も。高齢者、糖尿病・心不全・呼吸器疾患などの基礎疾患を持つ人は重症化しやすい。2020年8月時点で有効なワクチンはまだない |
インフルエンザウイルス | 飛沫感染、接触感染 | 季節性インフルエンザ(主にA型、B型)は毎年流行を繰り返す。日本では12月から3月にかけて患者が増える。ワクチンは毎年製造 |
麻しんウイルス ※麻しん(はしか) |
空気感染、飛沫感染、接触感染 | 感染するとほぼ100%の人が発症する。治るとほぼ全員が強い免疫を獲得。予防にはワクチン接種が有効 |
風しんウイルス | 飛沫感染、接触感染 | 症状が麻しんと似ていて、2~3日で治ることが多い。感染力が比較的強い。予防にはワクチン接種が有効 |
水痘・帯状疱疹ウイルス ※水痘(水ぼうそう) |
空気感染、飛沫感染、接触感染 | 感染力が強い。予防にはワクチン接種が有効 |
ムンプスウイルス ※流行性耳下腺炎(おたふく風邪) |
主に飛沫感染。接触感染もある | 感染力が強い。合併症(無菌性髄膜炎、ムンプス難聴など)がしばしば見られる。ワクチンは任意接種 |
新型コロナウイルスに感染しても、症状の出ない人が約半数ですが、
症状が出る場合には、発熱や咳、のどの痛み、だるさ、頭痛や下痢などが見られ、風邪やインフルエンザの症状と似ています。
また新型コロナでは、食欲がなくなり、息切れ(呼吸困難)が起きるといった症状も報告されています。
これらの症状が、風邪やインフルエンザに比べて長く続く傾向にあるのが、新型コロナの特徴的な点です。
皆様コロナだけに注意するのではなく他の感染症にも注意して生活しましょう!